ニュース速報

ワールド

米ベーカー・ヒューズの第4四半期、利益が市場予想下回る

2023年01月24日(火)13時53分

 1月23日、米エネルギー企業ベーカー・ヒューズが発表した昨年第4・四半期決算は、調整後の純利益が市場予想に達しなかった。写真は同社のロゴ。提供写真(2023年 ロイター/Baker Hughes)

[23日 ロイター] - 米エネルギー企業ベーカー・ヒューズが23日発表した昨年第4・四半期決算は、調整後の純利益が市場予想に達しなかった。だが同社は、石油・天然ガスに対する需要増大を背景に、強気の業績見通しを示した。

第4・四半期の調整後純利益は3億8100万ドル(1株当たり0.38ドル)だった。リフィニティブのデータによると、アナリスト予想平均は1株当たり0.40ドルとなっていた。

油田サービス・機器部門の売上高は前年同期比12%増の36億ドル。工業・エネルギー技術部門の売上高は1%増の23億ドル。総売上高は59億ドルで、市場予想の61億ドルを下回った。

調整後の利払い・税・償却前利益(EBITDA)は9億4700万ドルとなり、市場予想の約9億2500万ドルを上回った。

同社は今年第1・四半期の売上高を53億―57億ドル、通年の売上高を240億―260億ドルと見込んだ。

ロレンゾ・シモネリ最高経営責任者(CEO)は「2023年の世界経済は、インフレ圧力と金融引き締めにより圧迫される状況下、ある程度の試練に直面すると予想される」と述べた。

それでも同社は、中国経済がゼロコロナ政策の緩和により再開し、欧州の需要が天然ガスと液化天然ガス(LNG)市場の需給引き締まりを主導するとして、今年について明るい見通しを示した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米GDP、1─3月期は予想下回る1.6%増 約2年

ワールド

米英欧など18カ国、ハマスに人質解放要求

ビジネス

米新規失業保険申請5000件減の20.7万件 予想

ビジネス

ECB、インフレ抑制以外の目標設定を 仏大統領 責
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP非アイドル系の来日公演

  • 3

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 6

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 7

    やっと本気を出した米英から追加支援でウクライナに…

  • 8

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 9

    自民が下野する政権交代は再現されるか

  • 10

    ワニが16歳少年を襲い殺害...遺体発見の「おぞましい…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中