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中国製造業PMI、1月51.3に低下 コロナ感染で5カ月ぶり低水準
1月31日、中国国家統計局が発表した1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、国内での新型コロナウイルス感染の広がりが影響し5カ月ぶりの低水準となった。杭州の工場で2020年3月撮影(2021年 ロイター/China Daily)
[北京 31日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、国内での新型コロナウイルス感染の広がりが影響し5カ月ぶりの低水準となった。
主に大手企業や国有企業が対象の製造業PMIは51.3で12月の51.9から低下した。景況拡大と悪化の分岐点である50は引き続き上回った。アナリストは51.6への小幅低下を予想していた。
国家統計局の担当者は声明で、「最近の国内での市中感染が一部企業の生産に一定程度影響し、全体的な製造業の拡大が鈍化した。春節(旧正月)前後は、従来から製造業の活動が低下する時期でもある」と指摘した。
PMI新規輸出受注指数は50.2で、前月の51.3から低下したが、5カ月連続で50を上回った。貿易や生産価格を示す指数も拡大を示した。
小規模企業の活動を示す指数は49.4。12月は48.8だった。
1月の非製造業PMIは52.4で12月の55.7から低下した。需要が堅調で50の水準は11カ月連続で上回った。
製造業と非製造業を合わせた総合PMIは52.8で、こちらも前月の55.1から低下した。