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米エヌビディア、2─4月期売上高は従来予想から上振れ見込む

2021年04月13日(火)07時44分

4月12日、米半導体大手エヌビディアは、第1・四半期(2─4月)の売上高が従来予想の53億ドルから上振れるとの見通しを示した。写真はエヌビディアのロゴ。米カリフォルニア州サンタクララで2015年2月撮影(2021年 ロイター/Robert Galbraith)

[12日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは12日、第1・四半期(2─4月)の売上高が従来予想の53億ドルから上振れるとの見通しを示した。データセンターや暗号資産(仮想通貨)のマイニング(採掘)向け半導体の需要が堅調なため。

株価は5.6%上昇して取引を終了した。

同社のゲーム用GPU(画像処理半導体)は新型コロナウイルス感染拡大の影響で販売が急増。また、同社が積極攻勢に出ていたデータセンター向けの人工知能(AI)チップも好調で、GPUよりも全体の売上高への寄与が大きかった。

コレット・クレス最高財務責任者(CFO)は発表資料の中で。「第1・四半期はまだ終了していないが、総売上高は53億ドルの見通しから上振れしている」と述べた。

同社は、仮想通貨のマイニング向け部門の売上高見通しを5000万ドルから1億5000万ドルに大幅に引き上げた。

世界的な半導体不足で自動車やスマートフォンの生産に悪影響が出ているにもかかわらず、エヌビディアは強気な見通しを示した。

クレス氏は「今年はおおむね、需要が引き続き供給を上回ると見込んでいる」と述べた。

ロイター
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