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JPモルガン、米制裁対象のロシア債を主要指数から除外も

2021年04月16日(金)09時52分

[ロンドン/ニューヨーク 15日 ロイター] - 米政府が15日、新発ロシア国債を対象とした制裁を発表したことを受け、JPモルガンは自社の主要な指数から制裁対象の債券を除外する可能性があると明らかにした。

現地通貨建て新興国債の主要な指標とされるGBI─EM指数などが含まれる。

同社は「JPモルガンの各種フィクストインカム指数の再現性に影響を及ぼす経済制裁はインデックス・ウオッチ(観察期間)につながり、その後、制裁対象の債券・発行体の除外といった調整措置を取る可能性がある」とした。

ただ、一連のGBI─EM指数やEMBI指数などの現在の構成に直ちに影響はないと説明。「現行の指数構成銘柄、つまりGBI─EMシリーズにおけるルーブル建てロシア国債、EMBIおよびユーロEMBIGシリーズにおけるドル建て・ユーロ建てロシアソブリン債・準ソブリン債は現時点で、その他全ての基準をクリアしていれば引き続き指数の条件を満たす」とした。流動性などがその他の基準となる。

GBI─EM指数に占めるロシアの比率は7.1%。EMBIグローバル・ダイバーシファイド指数に占めるドル建てロシア債の比率は2.8%、ユーロEMBIグローバル・ダイバーシファイド指数に占める比率は2.2%。

ロイター
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