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米ディスコード、マイクロソフトとの買収協議打ち切る=関係筋
4月20日、対話アプリ運営の米ディスコードは、マイクロソフトによる買収を巡る協議を打ち切り、独立系企業として事業拡張に注力する方針だ。写真はディスコードのロゴ。3月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
[20日 ロイター] - 対話アプリ運営の米ディスコードは、マイクロソフトによる買収を巡る協議を打ち切り、独立系企業として事業拡張に注力する方針だ。事情に詳しい関係筋が20日、ロイターに明らかにした。
ロイターは3月、マイクロソフトがディスコードを100億ドル超で買収する案について協議していると報じていた。
関係筋によると、ディスコードはチャットのプラットフォーム構築に注力し、新型コロナウイルスの感染拡大で急速に伸びた利用者ベースを収益につなげる意向だ。株式公開も選択肢だが、すぐには予定していないという。
ディスコードのアプリでは、文字や音声、動画を使ったグループでのチャットが可能。当初はゲーム愛好家らに人気だったが、その後スポーツや音楽の愛好家、暗号資産(仮想通貨)投資家などさまざまなグループに利用が広がり、ユーザー数は1億4000万人を超えている。
フェイスブックやツイッターなど多くのSNS企業が売上高の大部分を広告に依存しているのに対し、ディスコードは追加機能を備えたサブスクリプション(定額課金)サービスを提供し、昨年の売上高は1億3000万ドルに増加した。