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テスラ、中国自動車業界の規格統一を支持 車両データ規制案で

2021年05月13日(木)10時54分

米電気自動車(EV)メーカー大手テスラは12日、中国のサイバースペース管理局(CAC)がこの日公表した車両データ規制案について、中国自動車業界の規格統一を支持すると表明した。写真は、同社のロゴ。2016年7月14日にスイス・チューリッヒで撮影。(2021年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[北京 12日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー大手テスラは12日、中国のサイバースペース管理局(CAC)がこの日公表した車両データ規制案について、中国自動車業界の規格統一を支持すると表明した。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に投稿した。

この規制案は、自動車メーカーが自社車両の走行情報を収集する際に顧客の許可を得ることを義務付け、重要な個人情報を海外の団体に提供する必要がある場合には規制当局の許可を得ることを義務付けるもの。CACは規制案に関する意見を公募している。

周囲を撮影するカメラやセンサーを搭載した車が普及する中、こうした画像の使用、送信、保管を巡る規制は自動車業界や各国の規制当局にとって喫緊の課題となっている。

今年3月には、中国軍当局がテスラ車の搭載カメラを巡るセキュリティー上の懸念を理由に、軍集合住宅への車両乗り入れを禁止したと関係者が明らかにし、同社のマスク最高経営責任者(CEO)はテスラ車でスパイ活動をするようなことがあれば会社を閉鎖すると述べている。

ロイター
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