ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=下落、通信株に売り 小売決算は堅調

2021年05月19日(水)07時05分

[18日 ロイター] - 米国株式市場は下落して終了した。小売大手ウォルマートとホームセンター大手のホーム・デポが好決算を発表したものの、4月の住宅着工件数が予想を超える落ち込みとなったことで相殺される中、通信株に売りが出た。

AT&Tは続落して5.8%安。同社は前日、傘下のメディア資産を米ディスカバリーと統合する計画に伴い配当性向を引き下げる方針を示し、株価が下落していた。

TモバイルUSとベライゾン・コミュニケーションズもそれぞれ3.71%安と1.31%安となった。

S&P総合500種の主要11セクターのうち8セクターがマイナス圏で引け、エネルギーや工業が大幅な下落率となった。

主要株価3指数は、ウォルマートが通年の利益見通しを上方修正し、ホーム・デポの四半期既存店売上高が予想を上回ったことを好感して序盤は上昇した。

ただ、ホーム・デポは年内の見通しは示さなかったほか、軟調な住宅着工統計に圧迫されて1.02%安となった。

米商務省がこの日発表した4月の住宅着工件数は年率換算で前月比9.5%減の156万9000戸と、市場予想を上回る落ち込みとなった。

市場では19日に公表される4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨に注目が集まる。

プルデンシャル・フィナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「市場は変化に備えており、一定のリスク削減が見られる」と述べた。

米取引所の合算出来高は100億1000万株。直近20営業日の平均は104億8000万株。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.09対1の比率で上回った。ナスダックでは1.07対1で値上がり銘柄数が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 34060.66 -267.13 -0.78 34351.18 34408.99 34044.10

前営業日終値 34327.79

ナスダック総合 13303.64 -75.41 -0.56 13416.90 13485.35 13299.93

前営業日終値 13379.05

S&P総合500種 4127.83 -35.46 -0.85 4165.94 4169.15 4125.99

前営業日終値 4163.29

ダウ輸送株20種 15642.98 -190.32 -1.20

ダウ公共株15種 898.99 -0.40 -0.04

フィラデルフィア半導体 2929.15 -25.48 -0.86

VIX指数 21.34 +1.62 +8.22

S&P一般消費財 1355.28 -10.99 -0.80

S&P素材 550.84 -6.06 -1.09

S&P工業 869.28 -13.01 -1.47

S&P主要消費財 724.73 -1.92 -0.26

S&P金融 621.39 -8.48 -1.35

S&P不動産 262.51 +0.44 +0.17

S&Pエネルギー 399.72 -10.81 -2.63

S&Pヘルスケア 1434.77 +0.69 +0.05

S&P通信サービス 247.50 -3.08 -1.23

S&P情報技術 2349.97 -19.32 -0.82

S&P公益事業 330.93 -0.01 0.00

NYSE出来高 9.71億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 28135 - 325 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 28130 - 330 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

利上げの可能性、物価上昇継続なら「非常に高い」=日

ワールド

アングル:ホームレス化の危機にAIが救いの手、米自

ワールド

アングル:印総選挙、LGBTQ活動家は失望 同性婚

ワールド

北朝鮮、黄海でミサイル発射実験=KCNA
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ公式」とは?...順番に当てはめるだけで論理的な文章に

  • 3

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32、経済状況が悪くないのに深刻さを増す背景

  • 4

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 5

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 6

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離…

  • 7

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 8

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 9

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中