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中国の一部政府機関、テスラ車乗り入れ禁止=関係筋
5月21日、中国の一部政府機関の職員が、米電気自動車(EV)大手テスラの車両を職場の敷地内に駐車しないよう指示を受けたことが、関係筋の話で分かった。写真は上海を走るテスラ車。3月撮影(2021年 ロイター/Aly Song)
[北京 21日 ロイター] - 中国の一部政府機関の職員が、米電気自動車(EV)大手テスラの車両を職場の敷地内に駐車しないよう指示を受けたことが、関係筋の話で分かった。車両に搭載されているカメラを巡る安全保障上の懸念が理由。
関係筋によると、北京と上海の少なくとも2つの政府機関の職員らが、上司から口頭で指示を受けたという。何台の車が影響を受けたかは明らかではない。
この措置が北京の全ての政府機関で取られているのかや、政府の正式命令なのか、あるいは政府機関の当局者が導入したものなのかなども分かっていない。
運転を支援するセンサーやカメラは多くの自動車メーカーの車に搭載されているが、関係筋によると、今回の措置は現在のところテスラ車にのみ適用されているという。
テスラ車を巡っては、3月に搭載カメラを巡る安全保障上の懸念から一部の中国軍関連施設への乗り入れが禁じられたと関係筋が述べていた。
中国政府の対外宣伝部門である国務院新聞弁公室(SCIO)、およびテスラの中国部門関係者から現時点でコメントは得られていない。