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米当局、ボーイング737NGとMAXに改修指示 消火能力に問題
米連邦航空局(FAA)は8月5日、米航空機大手ボーイングの小型旅客機「737NG」と「737MAX」に消火能力を低下させうる問題が見つかったとして、ボーイングに改修を指示する耐空性改善通報を新たに出した。2019年7月、シアトル近くのキング郡国際空港(ボーイング・フィールド)で撮影(2021年 ロイター/Lindsey Wasson)
[ワシントン 5日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は5日、米航空機大手ボーイングの小型旅客機「737NG」と「737MAX」に消火能力を低下させうる問題が見つかったとして、ボーイングに改修を指示する耐空性改善通報を新たに出した。
FAAによると、対象機は貨物倉に機体の他の部分から空気を送る空調装置の電子制御系統に、不具合を抱えている可能性がある。この指示では、この状態で対象機が使用される場合、貨物の不燃性が確認されない限り、貨物倉への搬入が禁止される。
対象となるのは737MAXシリーズの「737―8」「737―9」「737―8200」の全機、737NGシリーズの「737―800」「737―900ER」の一部。米国では663機が登録されており、世界中ではおよそ2204機に上る。
ボーイングはこの件についてコメントしていない。