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中国、米ウォルマートとサムズ・クラブを非難 新疆産品巡り
12月31日、中国共産党の汚職監視機関である中央規律検査委員会(CCDI)は、新疆ウイグル自治区の産品を巡って、米小売大手ウォルマートと系列の会員制スーパー「サムズ・クラブ」を「愚かで短絡的」などと激しく非難した。写真はウォルマートのロゴ。2月撮影(2021年 ロイター/Mike Segar)
[北京 31日 ロイター] - 中国共産党の汚職監視機関である中央規律検査委員会(CCDI)は31日、新疆ウイグル自治区の産品を巡って、米小売大手ウォルマートと系列の会員制スーパー「サムズ・クラブ」を「愚かで短絡的」などと激しく非難した。
サムズ・クラブには先週、中国で抗議が殺到した。きっかけは、ソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」のユーザーが、新疆産の製品がサムズ・クラブのオンラインアプリから削除されている場面だとするスクリーンショットをシェアしたことだ。
バイデン米大統領は今月23日、強制労働を巡る懸念を理由に、新疆ウイグル自治区からの輸入を原則禁じる「ウイグル強制労働防止法案」に署名。中国国内では反発が広がっている。
ウォルマートとサムズ・クラブはこの問題について公の声明を出していない。ロイターはウォルマートにコメントを求めたが、現時点で返答はない。
中央規律検査委はウェブサイトに掲載した声明文で、サムズ・クラブが新疆製品をボイコットし、沈黙を守ることで新疆問題を「切り抜けよう」としていると非難。「正当な理由なくある地域の産品をすべて排除するという行為は、本当の動機を隠すものであり、愚かさと短絡的な姿勢を暴いている。必ず報いを受けるだろう」とした。