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仏タレス、機密データのクラウド管理でグーグルと提携

2021年10月06日(水)15時29分

フランスの防衛・電子機器大手タレスは米アルファベット傘下グーグルと手を組み、仏政府や企業に機密データをクラウド上で保存するサービスを提供する。写真はタレス社ロゴ、2019年3月撮影(2021年 ロイター/Regis Duvignau)

[パリ 6日 ロイター] - フランスの防衛・電子機器大手タレスは米アルファベット傘下グーグルと手を組み、仏政府や企業に機密データをクラウド上で保存するサービスを提供する。両社が6日、発表した。

仏政府は5月に、同国の政府や企業の機密データをグーグルや米マイクロソフトのクラウドサービスを使って保存することは可能だとの立場を示していた。仏企業がサービス提供のライセンスを受けることが条件とした。

タレスとグーグルのクラウド部門「Google Cloud」の発表によると、フランスを拠点に会社を新設、タレスが過半数株を所有する。新会社がGoogle Cloudのさまざまなクラウドサービスを仏政府などに提供する。グーグルの通常の顧客とはネットワークやサーバーを切り離す。

両社はフランスの国家情報システムセキュリティー庁(ANSSI)から「トラステッド・クラウド(信頼できるクラウド)」の認定を受ける必要があるが、ANSSIのトップは既に、認定の条件は満たしているとの見解を示している。

ロイター
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