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米国株式市場=S&Pとナスダック上昇、成長株に買い JPモルガンは下落
米国株式市場はS&P総合500種が上昇して取引を終えた。アマゾンやマイクロソフトなど大型成長株の上昇が寄与した。2019年9月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が上昇して取引を終えた。アマゾンやマイクロソフトなど大型成長株の上昇が寄与した。一方、JPモルガンは市場予想を上回る決算を発表したものの値下がりし、指数の上値を抑えた。
連邦準備理事会(FRB)が午後に公表した9月21─22日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、11月半ばにもテーパリング(量的緩和の縮小)に着手できるとの考えが示されていたことが判明。これを受け、S&P総合500種は一時上げ幅を拡大した。
この日発表の経済指標では、9月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)が前年同月比5.4%上昇し、伸びは前月の5.3%から加速した。前月比でも0.4%上昇と、前月の0.3%上昇から加速。利上げ観測が高まった。
JPモルガン・チェースが発表した第3・四半期決算は利益が前年同期比24%増と、予想を超える伸びとなった。景気回復を受けた貸倒引当金の戻し入れに加え、世界的なディールメーキングの活況を反映し手数料収入が伸びたことが追い風になった。
ただ株価は2.6%安。他の銀行株も売られ、S&P銀行株指数は1.3%下落した。
デルタ航空は5.8%安。 第3・四半期は新型コロナウイルス感染拡大以降で初めて政府支援なしで黒字化したものの、第4・四半期については、燃料価格の急騰を受け、税引き前ベースで赤字を計上する恐れがあると警告した。
アップルは0.4%安。世界的な半導体不足を理由に新型スマートフォン「iPhone13」シリーズを最大1000万台減産する見通しとの報道が嫌気された。
一方、アマゾン・ドット・コム、グーグルを傘下に持つアルファベット、マイクロソフトはそろって上昇した。
資産運用大手ブラックロックは3.8%高。第3・四半期決算は手数料収入の増加などが追い風になり、利益が予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.73対1の比率で上回った。ナスダックでも1.39対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は93億1000万株。直近20営業日の平均は108億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34377.81 -0.53 0.00 34372.7 34449. 34115.
1 83 10
前営業日終値 34378.34
ナスダック総合 14571.64 +105.71 +0.73 14537.1 14589. 14471.
7 28 88
前営業日終値 14465.93
S&P総合500種 4363.80 +13.15 +0.30 4358.01 4372.8 4329.9
7 2
前営業日終値 4350.65
ダウ輸送株20種 14710.53 -12.99 -0.09
ダウ公共株15種 890.14 +10.74 +1.22
フィラデルフィア半導体 3192.75 +14.61 +0.46
VIX指数 18.64 -1.21 -6.10
S&P一般消費財 1462.48 +8.24 +0.57
S&P素材 514.30 +3.84 +0.75
S&P工業 845.64 +1.54 +0.18
S&P主要消費財 727.91 +1.47 +0.20
S&P金融 636.25 -4.10 -0.64
S&P不動産 284.60 +1.55 +0.55
S&Pエネルギー 427.19 -0.41 -0.10
S&Pヘルスケア 1463.28 +1.26 +0.09
S&P通信サービス 267.00 +1.31 +0.49
S&P情報技術 2655.83 +14.95 +0.57
S&P公益事業 330.60 +3.72 +1.14
NYSE出来高 8.44億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 28225 + 85 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 28195 + 55 大阪比