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マスク氏、テスラ株9.3億ドル売却 オプション行使で納税義務

2021年11月16日(火)13時53分

 11月16日、米電気自動車(EV)大手、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO、写真)が、ストックオプション(新株予約権)行使に関連した源泉徴収義務を果たすため、自身が保有する同社株を9億3000万ドル相当売却したことが、15日付の規制当局への提出文書で分かった。写真は8月ドイツのグリューンハイデでの代表撮影(2021年/ロイター)

[15日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、ストックオプション(新株予約権)行使に関連した源泉徴収義務を果たすため、自身が保有する同社株を9億3000万ドル相当売却したことが、15日付の規制当局への提出文書で分かった。

マスク氏は15日、1株当たり6.24ドルで210万株を取得するオプションを行使した後、93万4091株を売却した。15日の終値は1013.39ドル。マスク氏は、オプション行使価格と同社株の適正な時価の差額について所得税を支払う必要がある。

同氏がストックオプションを行使したのはここ1週間で2回目。今月8日には約220万株の取得オプションを行使した後に93万4000株を11億ドルで売却した。

オプションに関連したこれら2回の売却は、あらかじめ予定された売買を企業の内部関係者に認める取引計画を通じて9月に設定されていた。

テスラの届出によると、マスク氏は2020年末時点で2286万株を取得するオプションを保有。これらは来年8月に期限が切れる。

マスク氏は今月6日、自身が保有するテスラ株の約10%を売却すべきか賛否を問う投票をツイッター上で行い、57.9%が売却を支持していた。

ロイター
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