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環球時報編集長、JPモルガンCEOに「後悔の必要ない」
米金融大手JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)が24日、中国共産党より同行の方が長続きすると冗談で発言したことを「後悔している」と述べたことを受け、中国共産党機関紙の人民日報傘下「環球時報」の胡錫進編集長は25日、「後悔する必要はない」との見解を示した。写真はニューヨークで2013年9月撮影(2021年 ロイター/Mike Segar)
[香港/ニューヨーク 24日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)が24日、中国共産党より同行の方が長続きすると冗談で発言したことを「後悔している」と述べたことを受け、中国共産党機関紙の人民日報傘下「環球時報」の胡錫進編集長は25日、「後悔する必要はない」との見解を示した。
ダイモン氏は23日、ボストン大学のインタビューで「中国共産党が100周年を祝っており、JPモルガンもそうだが、われわれの方が長く存続する方に賭けると、先日冗談を言った。中国ではこんなことも言えない。彼らが恐らく聞き耳を立てているだろうから」と発言。
発言を受け、環球時報の胡編集長は「長期的に考えるべきだ。中国共産党が米国より長く存続する方に私は賭ける」とツイッターに投稿していた。
胡氏は25日、ダイモン氏の反省の弁を受け「実は後悔する必要はない」とツイート。「中国共産党はその活動範囲においてJPモルガンよりも成功を収めている。あなたの会社が中国共産党の人気の波に乗ることは党員として構わない」とした。