「言われたことしかしない」。金融庁、みずほへの“激おこ”業務改善命令が話題に

金融庁は11月26日、相次いだシステム障害を巡り、みずほFGとみずほ銀行に業務改善命令を出しました。
金融庁の看板=2020年5月3日、東京都千代田区
金融庁の看板=2020年5月3日、東京都千代田区
時事通信社

言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない

金融庁が、相次いだシステム障害を巡り、みずほフィナンシャルグループ(FG)と傘下のみずほ銀行に出した業務改善命令の文言が話題になっている。

Twitter上では「金融庁、みずほに激おこ」「公文書では滅多にお目にかかれないレベル」「子供に説教しているみたい」といった声が上がる一方で「我が身を振り返って他山の石にできるか考えたほうが良さそう」とのコメントも。

みずほ銀行では、2021年2〜9月にシステム障害が計8回発生。特に2月28日〜3月12日は2週間足らずで4回起きた。

金融庁は11月26日に出した業務改善命令の中で「日本の決済システムに対する信頼性を損ねたと考えられる。経営陣の責任は重大である」と指摘。

ガバナンス上の問題の真因として①システムに係るリスクと専門性の軽視②IT現場の実態軽視③顧客影響に対する感度の欠如、営業現場の実態軽視④言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない姿勢ーーを挙げた。

みずほは一連の責任を取り、FGの坂井辰史社長と銀行の藤原弘治頭取が22年4月1日付で辞任すると発表している。

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