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上海工場で今年50万台生産と報道、テスラは「不正確」
12月1日、中国のシンクタンク、EV100は1日、米電気自動車(EV)大手テスラ副社長の発言として、上海工場の今年の生産台数が目標の50万台を達成できる見通しと伝えた。写真は上海のテスラ工場。5月撮影(2021年 ロイター/Aly Song)
[上海 1日 ロイター] - 中国のシンクタンク、EV100は1日、米電気自動車(EV)大手テスラ副社長の発言として、上海工場の今年の生産台数が目標の50万台を達成できる見通しと伝えた。だがテスラはその後、報道は「不正確」だと指摘した。
EV100は1日午前に対話アプリ「微信(ウィーチャット)」に投稿した記事の中で、テスラの陶琳副社長がこの数字を示したとしていた。
テスラの代表はロイターに対し、数字は不正確だと述べた。詳細には踏み込まなかった。その上で、同社が第3・四半期決算発表の際に、上海工場の潜在的な年間生産台数は45万台を上回ると指摘したことに言及した。
EV100も記事を更新し、理由を示さずに数字を削除した。一方、上海工場がサプライチェーンの90%超を現地化したという陶氏の発言は削除しなかった。後者については前出のテスラ代表も内容を確認した。
ロイターは9月、関係筋の情報を基に、上海工場の今年1─9月の生産台数が30万台になると報じていた。
同工場では中国国内向けのほか、日本やドイツなど海外市場向けに「モデル3」と「モデルY」を生産している。