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ファイザー製ワクチン、子ども向け追加接種でオミクロン株に効果
4月14日、米ファイザーと独ビオンテックは、共同開発した新型コロナウイルスワクチンの5─11歳向け追加接種の臨床試験で、オミクロン株に対して抗体量が大幅に増える効果を確認したと発表した。写真はファイザーのワクチン接種を受けようとする子供。コスタリカのサン・ホセで2月撮影(2022年 ロイター/Mayela Lopez )
[14日 ロイター] - 米ファイザーと独ビオンテックは14日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンの5─11歳向け追加接種の臨床試験で、オミクロン株に対して抗体量が大幅に増える効果を確認したと発表した。
同年齢の子ども30人を対象に、ワクチン3回目接種後に血液を調べたところ、オミクロン株の感染を防ぐ中和抗体の量が36倍に増えたという。従来型のコロナウイルスに対しては、6倍に増えた。
両社は数日内に、同年齢グループ向け追加接種の緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請すると明らかにした。欧州などの当局にも近く申請する。
中・後期臨床試験(治験)は5─11歳の健康な子ども140人を対象にワクチン10マイクログラムを投与して実施。成人の投与量の3分の1に当たる。
米疾病対策センター(CDC)によると、同じ年齢グループのワクチン接種完了率は28%にとどまっており、追加接種の需要がどれだけあるかは不明。
*写真を差し替えて再送します