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米民主2議員、JPモルガンとゴールドマンにロシア債取引情報要求
5月10日、 米上下両院の民主党2議員は、金融大手JPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスの最高経営責任者(CEO)に対し、ウクライナ紛争開始以降のロシア債の取引に関連する情報提供を求めている。写真は2015年5月、ニューヨークのJPモルガン・チェースで撮影(2022年 ロイター/Mike Segar)
[10日 ロイター] - 米上下両院の民主党2議員は、金融大手JPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスの最高経営責任者(CEO)に対し、ウクライナ紛争開始以降のロシア債の取引に関連する情報提供を求めている。
2議員はエリザベス・ウォーレン上院議員とケイティ・ポーター下院議員。具体的には、ロシアの国債や社債の取引に関与した顧客のリストを要求している。
書簡によると、これらの取引の種類、額、利益、そして両行がそれらから得た利益についての詳細が求められており、両議員は「この取引は制裁下で合法だ。しかし、プーチン(ロシア大統領)に責任を負わせようとする米財務省や国際社会の活動を弱体化させる可能性がある」と指摘している。
両行は3月、ロシア事業を縮小していると発表した。
JPモルガンの広報担当者は、書簡に関するコメントは避けた。4月の発表文では「マーケットメーカーとして、われわれは顧客のリスク軽減と流通市場におけるロシア向けエクスポージャー管理を支援してきた。どの取引も制裁に違反したり、ロシアを利するものではない」としていた。
ゴールドマン・サックスもコメントを控えた。