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独独禁当局、米アップルのトラッキングルールについて調査
6月14日、独連邦カルテル庁は、サードパーティー製アプリのトラッキングに関する米アップルのルールを巡り、同社に有利であったり、他の企業に不利であったりしないか調査をしていると発表した。写真は会社のロゴ。中国上海で2017年7月撮影(2022年 ロイター/Aly Song)
[ベルリン 14日 ロイター] - 独連邦カルテル庁は14日、サードパーティー製アプリのトラッキングに関する米アップルのルールを巡り、同社に有利であったり、他の企業に不利であったりしないか調査をしていると発表した。
同庁のムント長官は「自分の情報がどのように使われているかについて、ユーザーに選択肢を与えるビジネスモデルを歓迎する」と述べた上で「アップストアなどのエコシステムで一方的にルールを決めることができるアップルのような企業は、ルールを競争に沿ったものにすべきだ」と指摘した。
カルテル庁によると、問題となっているのは、アプリのユーザーデータ追跡に同意を必須とするアップルの「アップ・トラッキング・トランスペアレンシー(ATT)」と呼ぶ機能。
アップルの広報担当者はカルテル庁に建設的に協力していくと述べた。また企業に広告の表示を妨げておらず、一方でユーザーはプライバシーを管理することが可能になっていると説明した。