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ANA、米ボーイングと「737─8型機」の最終購入契約締結
7月11日、ANAホールディングスは米航空機大手ボーイングと737─8型機の導入に向け最終購入契約を締結したと発表した。写真は2018年1月、羽田空港で撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 11日 ロイター] - ANAホールディングスは11日、米航空機大手ボーイングと737─8型機の導入に向け最終購入契約を締結したと発表した。2019年1月に導入を発表しており、今回、最終購入契約の締結にいたった。
737─8型機は、過去2度の事故により、世界で1年9カ月間運航停止措置が取られていたが、事故の原因究明やシステム改修などが行われ、20年11月に米連邦航空局(FAA)が運航再開を承認。現時点において世界46社の航空会社が運航を再開しているという。ANAとしても、安全性確保が確認できたとし、将来の小型機領域を担う機種としてボーイング737─8型機の導入を正式に決めた。
また、導入を決めていたボーイング777─9型機20機のうち2機をボーイング777─8F型機貨物専用機へ変更することも決めた。導入は28年度以降となる。
777─8F型機は、在来機と比較して燃料使用量や二酸化炭素排出量、運航コストを抑制することができる最先端の大型貨物機だという。