ニュース速報
ワールド
米当局、テスラに車内カメラの情報求める オートパイロット調査で
米道路交通安全局(NHTSA)は18日、テスラの運転支援システム「オートパイロット」を巡る調査の一環として、ドライバーの注意不足を探知して警報を出す「キャビン用カメラ」に関する質問に回答するよう同社に求めた。写真は、テスラのロゴ。2020年10月28日にスイス・ベルンで撮影。(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[ワシントン 18日 ロイター] - 米道路交通安全局(NHTSA)は18日、米電気自動車(EV)大手テスラの運転支援システム「オートパイロット」を巡る調査の一環として、ドライバーの注意不足を探知して警報を出す「キャビン用カメラ」に関する質問に回答するよう同社に求めた。
NHTSAはテスラ車が停止中の緊急車両に衝突する事故を十数件特定したのに続いて、オートパイロット搭載のテスラ車83万台の調査を行っており、6月にはリコール(回収・無償修理)を求める際に前提条件となるエンジニアリング分析に調査基準を格上げした。
NHTSAはキャビン用カメラがドライバーに運転への関与や道路への注意を促す機能に関して情報を求めており、テスラに質問状に10月12日まで回答するよう求めた。
ドライバーが警報を受けるまでハンドルから手を放した状態でいられる時間を決めた際の根拠など、運転への関与を促す機能の設計について説明を求めた。
これとは別に、カリフォルニア州車両管理局はテスラが宣伝広告でオートパイロットや「フルセルフドライビング」(FSD)について、自動運転機能であるかのように偽っていると指摘。18日に公表されたテスラの州当局への通知によると、同社は聴聞会を開くよう求めている。