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欧州委、米マイクロソフトのアクティビジョン買収で本格調査
11月8日、欧州連合(EU)の欧州委員会は、米マイクロソフトによるゲーム大手、アクティビジョン・ブリザード買収計画について、競争法(独占禁止法)に基づく本格的な調査の開始を発表した。写真はマイクロソフトのロゴ。2021年7月撮影
[ブリュッセル 8日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は8日、米マイクロソフトによるゲーム大手、アクティビジョン・ブリザード買収計画について、競争法(独占禁止法)に基づく本格的な調査の開始を発表した。買収によるゲーム市場への影響を懸念している。
欧州委は声明で「予備調査によって今回の案件が、マルチゲームサブスクリプション(継続課金型)サービスやクラウドゲームのストリーミングサービスを含む、コンソールおよびパソコンビデオゲームの配信市場およびパソコンの基本ソフト(OS)市場における競争を著しく低下させる可能性があることが明らかになった」と調査開始の理由を説明した。
欧州委は2023年3月23日までに計画承認の是非を判断する。
アクティビジョンは人気ゲーム「コール・オブ・デューティ」で知られ、マイクロソフトが1月に690億ドルでの買収を発表した。
マイクロソフトはEU当局と協議して市場での根拠のある懸念には対処すると述べた。