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アップルとグーグルのモバイルブラウザ支配調査=英競争当局
英競争当局の競争・市場庁(CMA)は22日、米IT大手のアップルとアルファベット傘下のグーグルによるモバイルブラウザの市場支配に関して詳しい調査に着手したと発表した。2020年4月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)
[ロンドン 22日 ロイター] - 英競争当局の競争・市場庁(CMA)は22日、米IT大手のアップルとアルファベット傘下のグーグルによるモバイルブラウザの市場支配に関して詳しい調査に着手したと発表した。
6月に始めた協議により、市場支配の問題やアップルがアプリストアを通じてクラウドゲームを制限しているかどうかに関する詳細な調査への「相当な支持」が示されたと表明した。
CMAの暫定トップ、サラ・カーデル氏は声明で「英国の多くの企業やウェブ開発者は、アップルとグーグルによる制限によって阻害されていると感じていると答えた」とした上で、「われわれが聞いた懸念が正当かどうかを調査する予定で、正当であればこうした分野の競争と革新を改善する措置を検討する」と明らかにした。
グーグルは同社のOS「アンドロイド」は他のどのモバイルプラットフォームよりも多くアプリとアプリストアの選択肢を利用者に与えたと主張し、広報担当者は「われわれは消費者に力を与え、開発者がビジネス構築を成功させるのに役立つ、活発でオープンなプラットフォームの構築に取り組んでいる」とコメントした。
アップルはCMAと「建設的」に関わり、アップルの「消費者のプライバシー保護と安全性を確実にしつつ、競争と選択を促進する」アプローチを説明すると述べた。