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EU、マイクロソフトに正式調査の公算 対話アプリ巡り=関係筋
11月24日、欧州連合(EU)当局はビジネス対話アプリ「スラック」の申し立てを受け、マイクロソフトの競合品「チームズ」に関する競争法違反の有無について正式に調査に入る可能性が高い。写真はマイクロソフトのロゴ。2021年7月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
[ブリュッセル 24日 ロイター] - 欧州連合(EU)当局はビジネス対話アプリ「スラック」の申し立てを受け、マイクロソフトの競合品「チームズ」に関する競争法違反の有無について正式に調査に入る可能性が高い。事情に詳しい関係者が24日、明らかにした。
スラックは欧州委員会に対し、マイクソフトがチームズを「オフィス」のソフトと結び付けたとのは不当として苦情を申し立てていた。マイクロソフトは2017年にチームズを導入した。
スラックは米顧客管理ソフト大手セールスフォース・ドットコムの傘下に入っている。
スラックは、チームズをオフィスから切り離し、公正価格で個別販売するよう欧州委から命じることを求めていた。
関係者によると、欧州委は昨年10月にマイクロソフトに質問状を送付したのに続き、先月も追加質問を送っており、正式調査に着手する準備をしている可能性がある。
関係者の1人は「欧州委は(マイクロソフト)の相互運用性と抱き合わせ販売について調べているが、今回はより詳細に調べている。欧州委は是正措置を定めるための情報を探している」と語った。
もう1人の関係者は欧州委が調査の「地ならし」をしていると述べた。